ｶﾞｰﾃﾞﾝﾐｭｰｼﾞｱﾑ比叡

ガーデンミュージアム比叡には多くの陶板名画が飾られ、それぞれの名画の風景に似せた庭になっている。広い空を持つ山上の欧州庭なので、軽快でリズミカルだ。睡蓮の庭は山上にある沢池、意味は「若い男女の交わりのように先入観なく、見栄も欲もなく、素直な心で電撃的に、一瞬に相感し合う」こと、花の庭は伝統的な欧州庭園で、屋根の無い、家の中から大空の雲の流れを眺める形、意味は「火が燃えると風が起こる。煙立つところに人家あり、火により暖かい食事と暖がとれ、家族に和が生まれる」こと、共にデートコースにふさわしい。海抜838mの四明岳を中心とした庭なので、雲は上空を通過して行くが、見晴らしの良い山上にいるので、風の中にいるような、風に乗っているような気持にさせられる。心地よい風を感じられる山上に日本人好みの印象派絵画を展示し、絵の中の風景を画いているので、絵の中にいるような気にさせられるだけではなく、そよ風との相乗効果で、時代の流れに乗っているような気にさせられる。